映画『カエル少年失踪殺人事件』
Netflixにあったので観ました。実話を元にした韓国映画。
ネタバレなしで。
『殺人の追憶』として映画化された事件などと並ぶ、韓国の3大未解決事件のひとつを映画化した衝撃のサスペンス映画。1991年、「カエルを捕まえにいく」と言い残し行方不明になった5人の小学生の失踪(しっそう)事件を基に、マスコミや警察が犯人追跡に奔走する様子を描く。監督は、『リターン』のイ・ギュマン。出演は、『私のちいさなピアニスト』のパク・ヨンウ、『シークレット』のリュ・スンリョン、『国家代表!?』のソン・ドンイルなど。良質なサスペンスやスリラーを得意とする韓国映画らしい、背筋の凍るような残虐でミステリアスな展開から目が離せない。
上記あらすじです。
実話を元に描かれた事件なので、面白いとか面白くないという言葉で
表現するのもどうかというところ。
韓国三大未解決事件のひとつであるこの事件。
未解決と言われると、何のまとまりもないまま終わってしまいそうですが
"犯人逮捕に至らず時効を迎える"これも未解決に入ります。
ですので、とりあえず映画としてはきちんと終結を迎えておりますので
ご安心を。(Xファイルみたいな曖昧さはない、という意味ですw)
愛が為の嘘が全てを翻弄していく
この映画はこの一言に尽きるでしょうね。
勿論そればかりではなく、汚い大人の事情等も絡んでくるんですが…
一番大きいのは、愛のある嘘。
失踪してから11年後、少年たちの安否が明らかになるのですが
その間に、子の親・マスコミ・警察etc……それぞれにドラマがあり
親である私には親御さんの気持ちが観ていて辛かったです。。
しかしこの映画。
音楽とフィルムの感じ、日常の雰囲気がとても良い。
私は映画で「水」が美しく撮られている映画は外れがない!と
思っているのですが(個人的にです。水を印象的に、という描写は難しい気)
雨の日の、廂から落ちていく雫の描写は大変美しいものがありました。
しかし、この映画、追悼も込めて制作されているので、上で申し上げた通り
面白いとか面白くない、という言葉で片づける様な内容ではありません。
この事件がどうして未解決となったか、その辺りを追う内容として
ご覧になると良いかもしれません。
あぁ~これについては書きたい事沢山あるんだけどなぁ~……。
書いてしまうとネタバレになるのでご覧になった方々とだけ
お話できたらなぁ、と思ったり(;'∀')
以上、昨晩観た映画の話でありました。